願わくば・・・

耐震偽装問題から建築士に対する社会的信頼性が無くなったのでその信頼の回復として我われ建築士事務所として業務を行う建築士(主に設計と監理)に課せられた講習会(3年に一度、わたしは2回目)に行ってきました。(監督する行政の役人さんはいつもお咎め無しなんですよ)朝の9:00から17:30まで。

講習の最後は40問(1級建築士の場合)の修了考査と呼ばれる試験が60分あります。正誤方式でマークシートにチェックするだけの事なんですが、テキストを参照とは言え手強いのですわ。※こんな状態でがんばっても不景気、価格競争、建設会社の設計施工受注、ハウスメーカーなど、若い頃に夢見た本来の仕事の減少、手続きの多さや複雑さで引退する方も多いのです。)
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だからその対策として、修了考査に出そうな部分(匂う部分→全部匂うのですけど)にこうして付箋を貼って速やかに設問部分を引き出せるようにするのですが、わたくし今回・・・貼りすぎで何が何だか戸惑う始末。

講習会に来ている建築士達の年齢はシルバー世代が多く、わたしなんかヤングメンの方。咳はするわ、タンはからむは、屁はするわ、トイレでは長蛇の列、終われば屈伸しながら竿を振って・・・・もう少し建築士はおしゃれであって欲しいと願うのですが・・・(中には素敵な方多いですよ、六本木の運動場でお会いするエドワード鈴木さんなんてダンディです。)、そうそう今は亡き清家清さんが品格があったかな、黒川さんは青山のベルコモンズで見かけたけど「いい女」連れてました。※本来なら「先生」という言葉にしないといけないのですが、わたしは「さん」と呼びたいのでこうしています。

わたしだって修行の身の時は、早稲田、東大、千葉大、理科大、日大、芸大 等の建築学科卒業生に混じって切磋琢磨しファッションでもがんばってましたよ。それがなんでしょうか・・・・今のわたし・・・・若い時に確かに分水嶺があったんです。。。役所の物件を扱う設計士か民間を扱う設計士か・・・たまたま役所を選んだわたし、、、今更、民間に戻れませんしね。

でもね、切磋琢磨した奴らのうち2名は先に逝っちゃいました。また2名は業界から引退し美容室の経営、飲食店の経営、残ったわたしとあと1名が建築設計で生きてます。いろいろとあるんですわ。この道に後悔はしてませんが、真面目に考えるとよほど自分ちがブルジョアで無い限り本来の芸術としての建築は出来ませんね。貧乏設計人は食うのが大変ですもの。だから才能よりも大事なのは生家が資産持ちじゃないとダメみたいです。
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by brighthorn | 2012-05-27 06:13 | from Brighthorn | Comments(0)