今日も晴天なり

毎晩病院に行き母の御用を聞いています。何度も行っていると同じ病室の方のご家族とお話する機会が多くなります。病院というのは自分の病気の重さを競い合うところがあるようです。

ある老人の方(おばあちゃん)ですが、実はわたしを息子と勘違いして話しかけてくるのですが、毎晩付き添うヒゲを生やした息子さんは「ごめんなさい、母はもうろくしてしまって・・・・」と困った顔をします。わたしの祖母もそうでした。お見舞いに行くとまだわたしが高校生だと思って「学校にちゃんと行っているか」と心配しました。

わたしの父は看護師さんのオシリをつねって怒られました。「いいか、つねるから怒られるんだよ、撫でるんだ」と忠告しましたが、脳梗塞になった父は、あの子に似ていたからと笑うだけでした。あの子って誰だと聞くのはやめました。きっと若い頃に知り合ったあの子なのでしょうね。見舞いの原則は、こちらが演技派で無ければなりません。

母は気がおかしくなっていませんが、病院の夕飯に出るスイカを食わずに御用聞きに来る息子に「食うか?」と言ってくれています。ある女性がこんな話をしてくれました。「わたしの父は亡くなって何十年も経つけど、今でも世界一怖い男性は父よ」・・・

昨日、小学校低学年の頃はおじちゃん!おじちゃん!と寄ってきてくれた女の子が今は中学生2年生、ジャニーズにいそうな男の子と一緒に歩いていました。僕が歩いてくるのを見た彼女は、男の子と一緒にいるのをとっても恥ずかしそうにしてわたしを無視していました。だから僕は知らん振りして通り過ぎてあげました。まさに正常に成長したわけですが、ちょっとだけ寂しかったです。
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by brighthorn | 2012-07-10 06:05 | from Brighthorn | Comments(0)