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『クルーカットと正ちゃん帽』は毎日更新を目標にしています。


by ブライトホーン
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何屋さん?

旧東海道(品川宿)でみつけた裳階(もこし)のついた木造長屋商店建築。

【裳階(もこし)は、仏堂、塔、天守閣等で、軒下壁面に付いた庇状構造物。別名:雨打(ゆた)。
通常、本来の屋根の下にもう一重屋根をかけるかたちで付ける。裳層とも書く。元来は風雨から構造物を保護するために付けられたもの。構造は本屋より簡素であり、建物を実際より多層に見せることで外観の優美さを際立たせる効果があるため、特に寺院建築で好んで利用された。】
何屋さん?_c0087396_5385250.jpg
どうやら店じまいしているようで過去はなんであったのでしょうか。標識の奥を見ると、排気ダクトが屋根まで伸びているので飲食店を想像できます。正面、玄関上の照明器具は正方形の照明器具をひし形に取り付けています。裳階(もこし)とひし形だけで「和風」イメージ。かといって仏壇仏具屋にはみえませんし。木造風味の隣家は寿司屋です。裳階(もこし)のおかげで雨の時は、寿司屋の店先に雨が落ちるようになっています、どうやら軒樋を取り付けられなかったようです。

◆ ↓関連過去記事「行き場を失った木造アパートの鉄骨階段」@文京区根津の細道で
何屋さん?_c0087396_5561533.jpg

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by brighthorn | 2012-09-18 05:34 | 建築眼 | Comments(0)