夜の公園の時計はうすら寂しい
2008年 09月 01日
昨日、Tipが終わってから六本木の交差点に面する「おはち」と言う定食屋で黒ムツ焼き魚定食¥750-を食いながら通りを見ていました。すると白いベンツが左折の為、横断歩道の歩行者が渡るまで待っていましたが、渡る人達の後方に足の不自由なおばあさんが渡ってきました。信号機は点滅し始めましたが、おばあさんのスピードではちょっと渡り切るのは苦しいよと言うシーンでした。そしたらベンツがイライラしたのでしょう、ビィビィー!とラッパ(クラクション)を鳴らしました。そしたらおばあさん、ムカツイたのでしょう・・・鳴らしたベンツの前にすっと立ったまま「うるさい!」と言ったのでしょうか、ずっと動きません。ベンツはますますイライラし前に出るような挑発行為をしていました。
ドイツ車のラッパと言うのは威厳の表明・・・・・ただひたすら対自動車に対してドケドケ!という音質です。もちろん僕のBMWのバイクのラッパでさえ同じです。現在、日本の高価格車も同じメーカーのラッパをつけているようで町中は威厳の音質だらけとなってしまいました。
そこでわたしメーカーに提案なんですが、人に注意を喚起するためだけのラッパもつけないのかなと思うのです。例えば「おばあさん、転ばないように慌てないでね・・」とか「お邪魔します」とかそんな音質のラッパを作れないものだろうかと・・・・・
さて、話しは元に戻りますが・・・・・それを見ていた交差点の派出所のおまわりさんが出てきて仲裁に入りました。その結果・・・ベンツの中年のドライバーは切符を切られていました。いつかはクラウン、いつかはベンツ・・・そのCMのフレーズを思い出しながら薄ら寂しく感じてしまったのであります。
これから春に向うという時は気分がウキウキしますけれど、日が短くなってくるちょうど今頃からが夕暮れ時にうすら寂しくなってくる季節ですね。でも、お洒落が楽しめる季節でもありますね。うすら寂しくはなるけれど、私は何となく秋という季節が好きですね。
車が待っていると、わざとゆっくり横断歩道を渡ったりする人がいたりするので腹が立つのはわかりますが、足の不自由なお年寄りに”ビィービィー!”クラクションを鳴らすのはどうかと思います。皆、いつかはお年寄りになるのですから。
人間もやはり冬眠から覚めるという時期があると思うんですよね。
そして夏が終わって冬に確実に向かっていく季節に突入すると冬眠支度と申しましょうか・・・だから気分的にも薄ら寂しくなってしまうのかな?って思ってしまうのです。
車の問題は、正に立場変わればなんですね。
ただ自分鉄箱の中にいる身分でよそ様を鉄箱の鉄砲で威嚇してはいけませんよね、そこを言いたいのですね。粋に知らせるっていう事も出来たでしょうに・・・と