たかがクルマ
2019年 07月 22日
結婚式そしてお葬式などのセレモニーは必要です。今どきは車(自家用車)では「厳かな納車式」などがあるようです。これに似たケースは火葬場の収骨式。共通しているのが「厳か」の部分であります。
通りに面したカーディラーのガレージにビカビカに磨き上げた新車が鎮座しディラーの支配人や販売営業、整備窓口(サービス関係者があつまりオーナーへ花束贈呈、鍵の贈呈を拍手と共に厳かに行う。わたしは経験がありませんが胸に手を当てて考えると「たかが車にあんまり格好いいものじゃないな」と思うのです。中には涙ぐむ人もいるようで車が家族の一員になった瞬間です。
クルマを手放すとき、業者の方がきて長く乗ってきたクルマを持って帰ってしまいます。角を曲がるまでずって見ている方が多いと聞きます。わたしも同じです。でもあんまり寂しいので自分が留守の時に持っていってと頼みます。
たかがクルマなんですがね・・・
店舗正面玄関前に納車グルマを停めてオーナーの家族を一緒に立ってもらいトレーダー(女性販売員)が花束を手渡して、スタッフが写真を撮り後日額に入れて渡していました。セレモニーですね。
ユーノス商法が顧客を店舗でいい気持にさせて(酔わせて)出来ればその場で即決させるというのが究極の販売方法だったんです。
でも実際にはそんなに上手くはいきませんでしたね、お客を帰すと、その夜空かさず夜間訪問を掛けて何とか注文書に印鑑を貰うのに必死でした。